町内会の回覧板で知った「小1生活・学習サポーター」(通称 エプロン先生)に心が動き、応募してみました。私の子ども時代は親の転勤で、小学校を5~6回は転校していて、いつも不安な気持ちでした。学校に対して良いイメージが残っていませんでした。そんな自分ができるのだろうかと自信は全くなかったのですが、主イエスが「まず、やってごらん。私がついてるよ。」と背を押してくださっている感じがし、取り組むことになりました。公立小学校での活動なので、修道者である私が受け入れてもらえるか、心配でしたが、問題なく受け入れていただけました。
週に1日、昇降口で登校時の検温表チェック、手指消毒の声掛け(これはコロナ禍のためでしょうね)に始まり、1年生のクラスに入って、新入学児童が安心して学校生活を営み、落ち着いて学習に取り組めるように側面からサポートし、給食時間は児童たちを見守りながら一緒にいただきました。美味しかったです。
去年は初体験なので、毎回同じクラスに入らせていただきました。今年は1組と2組の児童に関わらせていただきました。夏休み前には児童も次第に自立してきて、サポーター活動は終了しました。子どもたちは自分の気持ちや必要なことを教師、友達に言葉で伝えられるようになってきて、仲間同士で困難を解決していこうという姿勢も見られるようになり、すごい成長ぶりを見せてくれました。み言葉の通りだなあと感動することが度々ありました。また、クラス担当教諭が児童と関わる時の雰囲気、言葉がけとタイミングが素晴らしく、こんな風に関わってもらえたら、子ども自身が落ち着いて自分を振り返り、自分で間違いに気づいたり、自分を善しと受け留めることができるだろうと感じました。それは、私にとって癒しの再体験となりました。ある日の休み時間に子どもたち同士でトラブルになったことがありました。それに気づいた教諭は、当事者間で冷静にコミュニケーションをとって解決へと向かえるように、次の授業は自習にして、当事者児童とともに廊下で話し合いをしていました。そして、互いに納得したのか、スッキリした雰囲気で教室に入ってきました。トラブルはこじれないうちに、当事者同士が正直にコミュニケーションして理解し合い、赦し、赦され、関わりを深めていく。第三者の助けがあると、スムーズにゆく。この出来事も意味深い学びでした。
エプロン先生の体験は小1児童、また教諭との楽しい出会いを通して、自分の生きざまを鏡で見て気づき、私自身が成長したい!!と強く望み、その方法も知らされ感謝でいっぱいです。そのうえ、地域の子どもたち、サポーター仲間、小学校の先生方とも知り合えました。また、新聞等で取り上げられている学校の状況を肌で感じられました。
次年度も喜んでサポーター活動を続けるつもりです。主イエスが、私にどんな体験を準備しておられるのか、今からワクワクしています。
アジア管区本部修道院
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