オタワ愛徳修道女会
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今日の祈り

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スタンデイングデモ


ロシアがウクライナに侵攻し攻撃を強めている。
恐怖に怯えている子供たちの姿が想像できる。逃れようもない子供たち、これが自然災害ではない人災なのだ。 止められないのか、「主よ、助けてください。主よ、憐れんでください」


私は第二次世界大戦の時のことを、記憶している。 終戦の年の春から田舎であった私のふるさとでも防空頭巾を被り、救急袋をもって逃げ回っていた。 空襲警報がなるとどんな時間でも逃げ出した。どんな道にいてもサイレンがなると耳をふさいで道に伏せた。 食べるものも少しだったが、ひもじい思いが記憶にない。緊張状態が続いていたためなのか、今思うと空腹も感じられないほどの体調だったのだ。 逃げ回るウクライナの人々の苦痛はどれほどだろうか?


灰の水曜日から毎週水曜日。共同体3人で山形教会の前でスタンデイングデモをしている。 無言で「ウクライナに平和を」のポスターを掲げ、「戦争反対」と道行く人々に知ってもらいたく立っている。 人々は反応を示している。ある人は車の中から頭を下げ、ある人は手を振ってくださる。人の反応は刺激になり、喜び感謝の気持ちが私の中にわいてくる。 わたしたちは道行く人々、車で通る人々のために祈り、主に委ねながら立ち続けている。

小さなひとしずくの行為も神様に届いていると信じ、祈りと行動を実践している。


沢山の国々が避難民を受け入れていることは、私の心を温めてくれる。
苦しみ、重荷を負っている人々に愛の手が届くようにと、聖霊が働いていると信じている。 苦しむ人々と分かち合い、世話をする人々を神様が祝福して下さいます様にと祈り続ける。そして一日も早い停戦が実現します様に願いを込めて。

シスター熊谷みわ子

スタンデイングデモ


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