銀祝の話があったとき、「え！私！？」という感覚で正直言ってあまり実感がわきませんでした。
しかし、改めて振り返ってみると感慨深いものがあります。ここまでのあいだどれだけの出会いがあり、喜び悲しみがあり、多くの過ちを繰り返してきたことでしょう。そう考えるとよくぞ修道会は２５年間も私をここにおいてくれたものだと頭が下がります。私が好きな格言で「なりたかった自分になるのに、遅すぎるということはない」というジョージ・エリオットのことばがあります。旅はまだ続きます。これからも全てを良きように取り計らってくださる神に信頼していろいろなことにチャレンジしていきたいと思います。

だから、わたしたちは落胆しません。たとえわたしたちの「外なる人」は衰えていくとしても、わたしたちの「内なる人」は日々新たにされていきます。わたしたちの一時の軽い艱難は、比べものにならないほど重みのある永遠の栄光をもたらしてくれます。わたしたちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます。見えるものは過ぎ去りますが、見えないものは永遠に存続するからです。

コリントの信徒への手紙２　４章16節～18節