オタワ愛徳修道女会
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黙想会に参加して

年次黙想会から5か月経過しました。3人目の姉妹のいただいた恵の分かち合いをいたしましょう。
黙想会で頂いた特別なメッセージは、今も特別なメッセージとなって呼び掛けていることでしょう。



私は、毎年春に行われる年次黙想会を心待ちにしている。 何故かと言えば、指導司祭によってそれぞれの特徴があり、その時どきでイエスが呼びかけてくださる特別なメッセージがあるからだ。

今回の黙想会では、初めて聞くことが多く、その中でも「イエスは祈りの学校で申命記に触れた」という話が新鮮で印象に残った。始め「えっ、祈りの学校?」と驚いたが、考えてみると会堂のことだと納得した。イエスは敬虔なユダヤ教徒だった両親に連れられて、毎週 礼拝に参列していた事だろう。そして、幼少期から大人になるまでのナザレでの体験は、間違いなく魂の奥底まで入って行ったに違いない。

イエスの福音の体験は、このナザレでの30年間の日々の平凡な生活の中から出てきたものと言われた神父様の話が、心に深く残り感動した。

その時、次の聖書の言葉が浮かんだ。

それからイエスは一緒に下っていきナザレに帰り、両親に仕えてお暮しになった。イエスは知恵が増し、背丈も伸び、神と人とに愛された。(ルカ2章 51a~52)

幼少期からの体験は、その人の人生の歩みを方向づけることもあると言われる。

イエスも、この「祈りの学校」での学び、そして、父ヨセフと母マリアの深い信仰と愛情に包まれた温かい家庭の中で成長していった。ナザレの村の人々と関わる両親の姿を見て、特に貧しい人々、苦しむ人々、悲しむ人々に対する深い愛の心が育てられていったと思われる。

黙想会で心を新たにされた私も、この奉献生活の中で、創立者尊者エリザベト・ブルィエールの娘として、姉妹たちと共に創立者を突き動かしたと同じ熱意を持って、主イエスの呼びかけに耳を傾けながら、助けを求める大勢の兄弟姉妹に寄り添って歩んでいきたいと願っている。

シスターT

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